最速で恋人をゲットする! 17の恋愛心理活用法まとめ

最短、最速で恋人をゲットする夢の様な方法があったらいいですよね?
恋愛駆け引き、回り道と思える道のりが非常に多いです。
必要かどうか分からないけど、とにかく全部試してみようとなるとすごく時間がかかります。
心理学で裏付けされ、さらに私が実践して効果のあった方法を、まとめたのがこの恋愛心理活用術です。

遠回りな様でも一番の近道だったりする、この恋愛心理活用術を使えば素敵な恋人を最短でゲットすることも可能です。
ただし、くれぐれも悪用は厳禁です。
相手に対して思いやりを持って接して下さい。

恋愛心理活用術①単純接触の増加

単純接触の増加とは単純に出会う頻度をあげることです。
出会いが無いと思っている方にはこちらを参考にまずは仲良くなるところから始めて下さい。
実を言うと、出会いなんてそこら中に転がっています。

通りすがりの人と仲良くなりたいとなると大変ですが何度も接触する可能性のある人、例えばクラスメイトや同僚等であれば、何度も会うので仲良くなるのはそれほど難しくありません。




そんな時は、この単純接触の増加効果を使います。
この単純接触の増加とは出会う頻度を上げる事です。
初対面の人にいきなり愛の告白をしても逃げられるのがオチですが、実は繰り返し会っているとその人に対する好感度は少しずつ上がっていくのです。

私がアメリカの高校に通い始めた当時はろくな英語も話せなかったのに、すれ違う全員に笑顔であいさつしていました。
そのおかげで、学校中の人から顔を覚えてもらい素敵な彼女までできました。

仮に気になるコーヒーショップの女性店員を口説くとした場合は、単純にお客として行く回数を増やせば良いのです。
そこで、覚えて貰える様に特徴を付けます。
私の場合は毎回同じ商品を注文します。

注文時に、今日はいい天気ですねとか絶対に共通する話題でかつ当たり障りの無い話を何度か振っておきます。
週2回ほど通っていたところ2ヶ月もしないうちにオーダーしていないのに商品が出てくる様になりました(笑)
徐々に違う話を振って、会話を広げた結果、既に何名かとSNSでチャットする関係にまでなってます。
もちろんそこから先には家族がいるので進まないですけどね。

あくまでも社会実験です。

人間とは面白い物で相手の事を知れば知るほど相手を否定しづらくなる。
そこを応用して、会話の中で相手の事を知ると同時に自分の事を知ってもらいます。

ちなみに生理的に受け付けないと言われてしまうと逢えば逢うほど逆効果ですので他に行くことをお薦めします。
そうならない為に最低限の身だしなみは整えて行きましょう。

恋愛心理活用術②返報性の法則(へんぽうせいのほうそく)

返報性の法則(へんぽうせいのほうそく)とは、人間の持つ心理のひとつで他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱く事。

これを応用した事例は、枚挙に暇がないが、ごく身近な例で言えば試食などがそれにあたる。
試食は本来は、無料で食品を提供し、その味を客が確かめ、購買に値すると判断した場合に買ってもらうプロモーション戦略の1つであるが、客は店員から直接食品を手渡されることによって、その味いかんにかかわらず商品を買わなければいけないという気持ちになることが多い。

参照 返報性の原理Wiki
返報性の原理

もっと酷い例になると、新興宗教の信者が空港で、通行人に一輪の花をプレゼントだと言って差し出す。その花を受け取ると、信者は寄付を依頼します。花を返そうとしても信者は受け取ってくれません。既に心理的な借りを作ってしまった通行人は結局、寄付をして、借りを帳消しにしようとするといった感じでこの返報性の法則は至る所で応用が可能なのだ。
さらに、貰った花は要らないので、どこか近場のゴミ箱に捨てられるのだが、新興宗教の信者はそこまで読んでゴミ箱から花を回収して再利用をするというオチまで付くこの話。

これは別に高額な商品で無くても価格に関係なくどんな物でも通用する。
本の貸し借りなど、恋愛関係を育んで行く過程では必ず通る過程である。

価格が高いと逆に引かれるので安い物で始めるのが良いだろう。
積極的に応用していこう。

余談だが、私は良くチョコレート等のお菓子を(価格的には板チョコ程度の物)を受付のお姉さんに配りながら営業をしていた事がある。
色々と便宜を図ってもらえたり何かと都合が良かった。
恋愛に応用できるのはもちろんだが、当然、社会生活でも応用が可能だ。

参考:影響力の正体

恋愛心理活用術③恋の吊り橋理論(つりばしりろん)

恋の吊り橋理論(つりばしりろん)とは、カナダの心理学者、ダットンとアロンによって1974年に発表された「生理・認知説の吊り橋実験」によって実証されたとする学説。「恋の吊り橋理論」とも呼ばれる。

良く聞く吊り橋理論ですが、どの様な実験かと言うと、18歳から35歳までの独身男性を集めて、渓谷に架かる揺れる吊り橋と揺れない橋の2か所でアンケートを取りました。橋の中央で若い女性に突然アンケートを求め話しかけ、その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えた。その結果、吊り橋の方の男性から声をかけられたほとんどの女性から電話があったのに対し揺れない橋で声をかけた女性からはわずか1割くらいでしか問い合わせが無かった。以上の事から揺れる橋での緊張感を共有したことが恋愛感情に発展する場合があるという理論である。

簡単に言うと、人は生理的に興奮している状態で一緒にいると、自分が恋愛していると錯覚するというもの。

参照 吊り橋理論Wiki

吊り橋理論のポイントは「生理的に興奮している状態」です。
これは別の言い方をするならば、一緒にドキドキするシチュエーションと言えるでしょう。

例えばこの様な、

肝試し
ジェットコースター
スポーツを一緒にする
景色の良いスカイバー
一緒にスリリングな映画を見に行く
スノーボードやスキーをしに行く
バイクの二人乗り
カフェインを取る
心拍数を上げる効果があるお酒を一緒に飲む

ドキドキさせるシチュエーションって、意外とたくさんありますので応用が効くのがこの吊り橋理論の良いところです。
使えるポイントが沢山あるので不定期に使ってみるのもパートナーを飽きさせないコツですね。

恋愛心理活用術④ダブルバインドとは

ダブルバインド (直訳すると二重拘束)というのは、すでに了承を得たことを前提とした2つの選択肢を並べる事で、相手の回答をその選択肢のどちらかに誘導するテクニックです。

簡単に言うと、「よかったら一緒に食事に行かない?」と誘ったとします。
これだと、「食事に行く」か「食事に行かない」かの選択肢しかなく、Yesと言ってもらえる確率は50%しかありません。

そこでこのダブルバインドの手法を使うと
「ご飯行くとしたら 土曜日と日曜日のどっちがいい?」
この様な感じで、答えをどちらかに誘導してしまうのです。

相手は「ご飯へ行くか行かないか」という選択から行く前提で「土曜日か日曜日のどちらにご飯に行くか」という選択にすり替わっています。どちらも予定が入っている場合は既に行く前提になっていますので違う日にズラす事が可能です。
ダブルバインドの最大の利点は、自分に都合の良いように質問により相手の回答を誘導する事ができる点です。
実質、こちらの意見をほぼ強制している様なものですが、相手は強引に誘われたという印象を持つことはありません。
あくまでも自分で選択したという感覚だけが残るのです。

ちなみに、このダブルバインドの手法は、ご飯を食べに行くだけはでなく、デートに誘ったり、ドライブに連れて行ったり、恋愛のどんな場面でも使えます。
また、仕事や人間関係全般でも応用できるテクニックですので、社会生活をする上でも覚えておいて損は無いと思います。
逆に知っている事で相手がダブルバインドを仕掛けてきても気付くことができますからね。

ダブルバインドの実用例
食事に行くとして中華とイタリアンどっちがいい?
遊園地と水族館、どっちがいい?
ボーリングと映画館、行くとしたらどっちがいい?
月曜日と土曜日が空いてるんだけど、行くとしたらどっちが都合いい?
ゆっくりしたいんだけど 私の家かあなたの家のどっちがいい?

恋愛心理活用術⑤ボッサードの法則

ボッサードの法則とはアメリカの心理学者ボッサードが発見した法則で、「男女間の物理的な距離が近いほど、心理的な距離も縮まる」という法則です。
言い換えると、男女の物理的な距離が、そのまま男女の心の距離になると言う何とも便利な法則なのです。
人間は生きていく上で必ず相手との距離を無意識に測っています。
これ以上相手に入ってこられると不快に感じる距離を「Personal Distance 個人的距離」、その空間を「personal Spaceパーソナルスペース」と呼んでいます。
距離の概念は大事なのでここで一度説明をしておきます。

Intimate distance 親密な距離(15cm以内)
恋人や家族など、ごく親しい関係にのみ許された距離で、それ以外の人がこの距離に入ると不快に感じます。

Personal distance 個人的距離(45~75cm 最大125cmまで)
この距離(腕の長さ)では、個人的な会話が可能で、手を伸ばせば相手に触れることができます。

Social distance 社交的距離(120~200cm)
この距離は、例えば、宴会などで初対面の人に個人的でない会話をする距離です。

Public Distance(3.5-7.5m以上)
この距離では、声は比較的大きく、相手の肌、髪、目の細部ははっきりと見えません。

恋愛心理学で特に重要になるのは、75センチ以下(個人的距離)です。

ボッサードの法則によれば、自分の個人的距離に長時間入られるとはじめは不快に感じていた相手でさえ最終的には好意を抱いてしまうと言うことですのでこれを利用しない手はありません。可能であれば45cm以内に入れるとベストです。
例えば、カフェで隣の席に座る、映画を隣の席で一緒に見る、車の助手席に乗せる、バイクの二人乗りをするなんて機会でもあれば物理的な距離が心の距離になるのですから一気にお近づきになれる訳です。
最近痴漢冤罪で何かと話題になっている満員電車なんてのも距離が強制的に近くなるので気になる相手と一緒に乗るのならば逆に考えれば良いかもしれません。

余談ですが、若者の車離れと草食男子の増加は案外無関係では無いかもしれないですね。

恋愛心理学活用術⑥イエスの法則

YESの法則(一貫性の法則)は営業などの仕事においても使えますので覚えておいて損はありません。

イエスの法則(一貫性の法則)がどういう物かと簡単に説明するとイエスと繰り返し言い続けると人は一貫していようとする力が無意識下で働きます。
つまり、無意識の世界ではイエスが続くと、ノーと断り難くなるという事です。

この人間心理を応用して相手にイエスを言わせ続ける様に巧みに質問をして答えを誘導していきます。

どの様に誘導していくかと言うと
「元気ですか?」
「はい」イエス
「ちょっとこれを持ってもらっても良いですか?」
「はい」イエス
「こちらに座って頂いてもよろしいですか?」
「はい」イエス
「手を見せて頂いてもよろしいですか?」
「はい」イエス

とこの様にハードルの低い物から順に高いものにあげて最後に自分が望む答えに持っていきます。
一気にハードルを上げすぎて途中で断られない様に上手くコントロールする必要があります。
逆に断られる事を狙って本当に引き出したい要求を飲ませるドア・イン・ザ・フェイスというスキルもありますので両方使うとより効果的です。
ドア・イン・ザ・フェイスとは、断り続けるのも心理的に負担になるので最初に絶対に受け入れられない要求を出して、断られた所にすかさず、少し低い要求を出します。
すると本来は絶対OKしないのに次の要求ではOKが出たりします。

このイエスの法則(一貫性の法則)は、実は色々なところで使われています。
よく販売員さんや営業マンも密かに使ってたりします。
よくある素人参加のアダルトビデオで「ドアを開けてもらっても良いですか?」と聞いていますね。
これらはこのイエスの法則(一貫性の法則)を狙ってやっています。
断られたら断られたでドア・イン・ザ・フェイスで別の要求を通します。
その結果どうなったのかアダルトビデオになっている時点でもうお分かりですね?

こうして断り難い環境を作ってあなたを無意識にコントロールしようとしてきます。
対抗策としては、意識的にNoと言ったり他の意見を言ってみる事です。
このイエスの法則(一貫性の法則)を知らずに無意識のままこのスキルに対抗するのは非常に難しいです。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、それくらい強力と言うことです。
くれぐれも悪用は厳禁です。

恋愛心理学活用術⑦暗所の利用

暗所の利用とは文字通り暗所を利用して行います。
恋愛心理学において暗いところは性的な興奮を高める効果があると既に分かっています。

その効果を実証するかのように雰囲気の良いバーや映画館、個室の居酒屋等人気のデートコースになります。
それはこの効果が分かっているからなのです。

心理学者・ケネス J.ガーゲン博士は実験で、初対面の男女を集め、6人ずつのグループに分けました。
一方は暗い部屋へ、もう一方は明るい部屋へ入りそれぞれ自由に交流してもらいました。

その実験の結果、明るい部屋にいたグループはお互いの距離は離れていて当り障りのない会話に終始。
一方。暗い部屋にいたグループは徐々にプライベートな話題になり、時間の経過と共に異性同士で近づきあって親密な関係になったとか。

これでデートするなら暗い場所と明るい場所のどちらが良いか分かるでしょう。

映画館
照明を暗くした雰囲気の良いバー
水族館
プラネタリウム

などなど、色々と模索してみるのも面白いですね。

恋愛心理学活用術⑧フットインザドア

フットインザドアとは、セールスマンがドアに足を入れることができれば勝ちということから来ている心理学用語で、小さいことから要求を通して後に本当の狙いを要求していくというものです。

以前ご紹介した>Yesの法則(Yesと続けて言うと次もYesと言いたくなる)と基本的な考え方は同じです。人は常に一貫性を持っていたいという心理の現れです。

道端で突然「お金を貸してください」と聞くのと、「今何時ですか?」と聞いた後に「お金を貸してください」と聞くのでは明らかにお金を貸して貰える確率が変わってくることが実験で証明されています。

1度でも要求を飲むことで相手は次の要求も飲んでくれる確率が高くなるので、最初は小さなお願いから始めて行くわけです。

お父さん! 彼氏と1時間だけ出かけていい? → いいよ Yes
彼に電話したら映画に行くんだって 一緒に行ってもいい? → いいよ Yes
実はお金が無いんだけどお小遣い貰ってもいい? → いいよ Yes
車で送ってもらってもいいかな? → いいよ Yes
お迎えもお願いしたいんだけどいいかな? → いいよ Yes

この様に、どんどん要求が上がっていくので無意識のままでは断れません。
断るにしても、どこかで一度我に返って意識的に断る事になります。
逆に断られる事を狙って本当に引き出したい要求を飲ませるドア・イン・ザ・フェイスというスキルもありますので両方使うとより効果的です。
ドア・イン・ザ・フェイスとは、断り続けるのも心理的な負担になるので、最初に絶対に受け入れられない要求を出して、断られた所に、少しハードルの低い要求を出します。
すると本来は絶対しないのに、少しハードルを下げた次の要求ではOKが出たりします。

その微妙な駆け引きを恋愛でもビジネスでもやっている訳です。

恋愛心理学活用術⑨ランチョンテクニック

ランチョンテクニックとは、1930年代に活躍したアメリカの心理学者グレゴリー・ラズランが明らかにした人は食事中に知った人や物や情報を好きになるとした説です。
この心理を応用して、おいしい食事や楽しい時間を用意して相手と交渉する事で有利な条件を引き出したりといったポジティブな結果になるというものです。
ランチョンテクニックは、結構昔から利用されている手法で、商談や政治の世界でも頻繁に会食が設けられるのはこうした背景を理解しているからです。
このランチョン・テクニックで素敵な相手と素敵な関係を築いちゃいましょう。

ちなみにランチョン・テクニックのランチョンとは英語で、「ちょっと気取ったランチ」という意味です。

まず人間心理の前提として、人間は勘違いする生き物です。
この勘違いするという事を覚えておくと良いでしょう。
色んな場面で応用可能です。

脳は痛みを避けて快楽を得ようとします。

おいしい物を食べた時、脳は快楽を感じています。
快楽を感じている間に聞いた話や、交渉事をプラスに捉えるのです。
これは脳が勘違いしている結果なのですがこれが意外と応用可能です。
余談ですが、調教などもこの痛みと快楽を使い分けて調教しています。
快楽の最中にむちで打つなどをする事で本来は痛みに結びつく脳の配線を快楽に結びつけます。

こうして脳が快楽を感じている食事中に自分に取って有利な条件を引き出すのです。
ランチョンテクニックは食事を使ったテクニックですが、これを理解していれば食事でも良いですが、より脳が快楽に結びつく時があります。
それは糖質と甘味を摂取した時です。
一説によると糖質と甘味を摂取した時の脳の報奨系の活動は覚醒剤よりも強いと言われています。

この効果を実証する為に、ラットを使って甘味による依存と薬物による依存のどちらがより強い依存度を示すか比較する実験が行われました。
この実験では、ラットを2つのボタンがあるカゴに入れ、一つのボタンを押すと覚せい剤が静脈注射され、もう一つのボタンを押すと砂糖の入った水を20秒間だけ飲めるような仕組みを使って実験しています。するとほとんどのラットは砂糖の入った水を飲むボタンをより多く押すという結果になりました。既にコカイン中毒になったラットを使っても砂糖の方を選ぶという結果になりました。つまり、この実験の結果は、甘味、糖質に対する中毒は覚せい剤中毒よりも強いということを表しています。

できれば一定時間を一緒にできる食事が望ましいのは言うまでもないでしょうが、食事に誘うハードルが高い相手の場合は甘い飲み物でもデザートでも一定の効果は望めると言う事です。
ぜひこのランチョンテクニックを使って焦らずゆっくりとで良いので素敵なお相手と素敵な関係を築いていきましょう!

恋愛心理学活用術⑩ドアインザフェイス

ドアインザフェイスとは相手が絶対にOKしそうにないほどの高い要求を先にだし、断られたときに、すっと小さな要求に切り替えると、それなら良いかなと聞いてもらいやすくなるという人間心理を応用したテクニック。

本来聞いてもらいたい要求を先に出すとそれすらも断られてしまう可能性がある場合に特に有効です。
ドア・イン・ザ・フェイスの由来は、英語のshut the door in the face(門前払いする)からきています。

ドアインザフェイスの使用例
私達の活動の為に1万円寄付して下さい。(当然断られる)
まあ当然だよね。 じゃあ1000円ならできる?
(1000円出させるのが本来の目的)

この仕事を全部手伝ってもらえる? (当然断られる)
じゃあここからの少しだけでいいけど手伝えるかな?
(仕事を手伝わせる事が本来の目的)

朝4時まで遊ぼうよ?
じゃあ12時までならいけるかな?
(12時まで引っ張るのが本来の目的)

とまあこういった感じで恋愛に限らず色々な場面に使えるのがこのドアインザフェイスの良いところです。
断り続けるのも心理的負担がかかるので、遠慮がちな人ほどこのテクニックに引っかかりやすいです。
私も若い頃にこのスキルで本来数万円の大理石の板を60万円で買っちゃいました。
今だから笑い話になりますが、若い時の60万円は本当に痛い勉強代でした(笑)
営業さんは必ずと言っていいほど、このドアインザフェイスについて勉強していますのでお気をつけ下さい。

ドアインザフェイスの心理学的背景
ドア・イン・ザ・フェイスは、アリゾナ州立大学の教授であるロバート・チャルディーニ(Robert Cialdini)が1975年に行った研究で実証されました。 チャルディーニ氏は、何十年にもわたって説得力のある研究を行ってきました。

チャルディーニは、実験の参加者のグループに、2年間に渡り刑務所に服役する囚人の指導者になることに同意するかどうかを要求をしました。 別のグループには同じ要求をした後に、動物園の周りの子供たちを護衛するかどうか要求しました。 参加者は、この第2のより小さな要求には同意する傾向があった。 たとえそれにも時間と労力が必要であったとしても、最初の2年間囚人の指導をするという要請よりも子供たちの警護をする方が合理的であったのです。

彼の著書「影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか」は恋愛心理学を学ぶ上でも営業でも何でも生きていく上で必読だと私は思います。

恋愛心理学活用術⑪自己開示の返報性

人は、相手から何かをしてもらった時に、同等の物で何かお返ししたくなる心理があります。
例えば、あなたが相手に対して好意を表現した場合、相手が同じように好意で返してくれた事があると思います。
これを好意の返報性と呼びます。

以前ご紹介した返報性の法則もこれを応用したものです。


それと同じように自分の事を話すと相手もそれに合わせて相手の事を教えてくれたりします。
親密な話をする仲と言うのは、カウンセラーでもない限り片方がずっと相談している訳ではないですよね?
お互いがお互いの深い話をそれぞれしているはずです。

こんな話は嫌われるかもしれないから止めておこうとすると相手も深い話をする事はありません。
相手の悩みを聞いて自分はこういう考えがあって、今はこういった事で悩んでいるといった深い話をお互いにする関係になりたいのであればまず自分から相手に話す必要があります。

ただしタイミングが重要で合コンで出会ったばかりの相手にいきなり自分の深い悩みを打ち明けられたら誰だって困惑します。
ある程度話せる仲になってからあなたにだったら話しても良いなと言ってから自己開示しましょう。

ちなみに、この「あなたにだったら」という言葉は心理的効果が高まるのでかなり有効です。

相手は自分のことを信頼してくれている、自分は特別な存在なのだと感じるようになりますし、二人だけの秘密を共有しているという状況が、さらに二人の距離を縮めることになります。

注意点ですが順番は凄く大事です。
人間の心理として相手の事を知れば知る程、相手の事を否定することが難しくなります。
先程の合コンでいきなり悩みを打ち明けるとまでは行かなくてもお互いをよく知らないうちに深い悩み相談をされても、相手も困りますのでお互いをよく知らない段階ですと否定される場合もあるかと思います。
ですので、いきなり深い話をして否定されてショックを受ける前に軽い悩みを打ち明けて様子を見るのはありです。
ステップを踏んで徐々に深い悩みを話していく感じです。

ちなみに、現在付き合っている男性の相談をしてくる女性は、過去の苦い経験から避けたほうが良いと思います。
もし仲良くなって付き合う事になったとしても自分の事を将来違う男性に相談しているかもしれないので地雷の可能性が高いです。
踏まない様にお気を付けを!

恋愛心理学活用術⑫ゲインロス効果

ゲインロス効果とはゲイン(上げる)とロス(下げる)のギャップが激しいほどに相手に強烈な印象を残す事ができる心理的効果です。

簡単に言ってしまうと最初にマイナスの印象を与えてからプラスの印象を与えると、このギャップが大きければ大きいほど相手により強いプラスの良い印象を残す事ができるのです。
このゲインロス効果を利用すると、普段はジーンズにTシャツでも、ここぞと言う時にスーツでバシっと決めてくると印象は大きく違います。

他にもゲインロス効果を応用すると、この様な時にプラスに感じたりするものです。

いつもは無愛想なのに、弱っている時にやさしくしてくれた。
茶髪でチャラい雰囲気の彼が、髪を暗くするだけで真面目そうに見える。
弱々しい人だと思ってたけど、イザという時には頼れる人だった。

他には会話の中で落としてから持ち上げるとより効果的です。
具体的にどうやるかと言うと、まず相手に否定的(ロス)な言葉を投げかけます。
その後で肯定(ゲイン)してあげるとプラスの効果が何倍にもなります。

例えば
「今日のファッションセンスはイマイチだな」ロス
「でも何着てても可愛いのはモデルが良いからだろうね」ゲイン
この様な感じで、からかいながら言うと実践しやすいです。

最初に否定的な言葉を投げて、その後にすかさず肯定してあげると最初の否定された時とのギャップが大きいのでより印象に残ります。
ただ普通に「何着ても可愛いね」と言うより何倍も印象に残りますし会話にメリハリが付きます。

ちなみにより良い関係を築きたいならば落としてから上げるのは良いとして、上げてから落とす方はやらないと良いでしょう。
ゲインロス効果により否定した効果が何倍にもなるので普通に相手に嫌われます(笑)

怖い上司から優しくされた、優しい上司から優しくされた。
どちらも同じ事をされたのですが、印象はどちらが残るでしょうか?
当然怖い上司がチラっと見せる優しさが印象に残りますよね?

それと同じでゲインロス効果を狙ってやる場合は普段から頑張りすぎない事が重要となります。
100%もうこれ以上出せないという状態でずっと頑張っても無理しているだけなので力を抜く時は抜く、上げるべき時に頑張って印象を上げると良いでしょう。
そのプラスの時のギャップが大きければ大きいほどその効果を何倍にもしてくれます。
頑張りすぎずにギャップ萌えを狙っていきましょう。

恋愛心理学活用術⑬カチッサー効果

カチッサー効果とは心理学の用語で、ある働きかけを行う事によって、深く考えることなしに、ある行動を自動的にしてしまう心理現象です。
英語だとAutomaticity(自動性効果)とでも呼ぶ物です。
心理学者のエレン・ランガー(Ellen J. Langer)氏 がある実験を行いました。
被験者がコピー機の順番待ちの列の先頭へ行き以下の3通りの言い方で列に入れてくれる様にお願いします。

「すみません、先にコピーをとらせてもらえませんか?」要求のみを伝える
「すみません、急いでいるので先にコピーをとらせてもらえませんか?」本物の理由を付け足す
「すみません、コピーをとらなければいけないので先にコピーをとらせてもらえませんか?」もっともらしい理由を付け足す

承諾してもらった率を簡単にまとめると
要求のみを伝えた場合では、60%
本物の理由を付け足した場合では、94%
もっともらしい理由を付け足した場合では、93%

コピーの枚数が増えると承諾率は下がるが、直ぐに実行できる簡単な要求であれば理由は何でも構わないと言う事です。
コピーをとらなければいけないって、みんな同じ理由で並んでいる訳で、先に入れてもらえる理由にすらなっていませんが何でも良いから理由を言うとと承諾率が変わるこのカチッサー効果。

この実験から人に何かを頼む時は、単に「○○してもらえますか?」と言うよりも「○○なので、○○してもらえますか?」と理由をつけると承諾されやすい事が分かります。
ささいな頼みごとの場合は、頼みごとの内容とあまり関係のない理由、こじつけでも承諾されやすいのです。

ちなみにこのカチッサーの語源はテープレコーダーの再生ボタンを推した時に自動的に流れるカチッという音と砂嵐のサーという音です。
Wiki参照

このカチッサー効果を使うと、ただ単にご飯に行こう、映画に行こうとデートに誘うより、何かしらの理由を付けてデートに誘った方が承諾して貰える確率が高まると言う事です。

「見たかった映画が公開になったから観に行こう」
「お腹がすいたから食事に行こう」
「ちょっと疲れたからお茶していかない?」
「仕事のことで話したいから今度食事にでも?」
「相談したい事があるから今度飲みにでも?」

こんな感じで適当な理由を付けられると、深く考えずに承諾してしまう、この自動化現象、カチッサー効果は恋愛でも仕事でも活用しない手はありません。

ただコピーの枚数が増えると承諾率が下がると言う事は、あまり無理な要求には使えないと言う事です。
理由付けして誘っておいて、その理由が実行されない、もしくは理由があっても大した事がない場合は次回から警戒されます。

この2点だけは注意です。
くれぐれも無理はせずに相手との関係を深めて下さい。

恋愛心理学活用術⑭類似性の法則

類似性の法則とは、似た者同士は友達になりやすいという心理的効果です。
過去に、この人とは仲良くなれそうだなと思った瞬間って恐らくですが、共通項を発見した時だと思います。
共通の音楽の趣味だったり、同じ出身地や出身校だったり、共通項が多ければ多いほど仲良くなれる確率があがります。

逆にこの人は無理だなと思う相手と言うのは自分とかけ離れている人。
真面目なサラリーマンと遊んでそうなギャルでは自分には釣り合わないとお互いに思っている事でしょう。

相手と仲良くなる最初の方法は、まず共通の話題を探すこと
これに尽きます。

これは何も恋愛に限った話では無く、ビジネスの場面でも使えます。
私は名刺を貰った瞬間に共通項を探して話題を振るようにしています。
例えば、事務所の場所を見て馴染みのある場所であればそれを強調しますし、もし名前に自分と同じ字が一文字でも入ってたら字が同じですねーと強調してから話を広げます。それにより相手の印象に残りやすくなります。

これはどうしてそうなるかと言うと、心理学の世界では、共通項や類似性を相手に見つけた瞬間に心のガードが下がり安心した状態になると考えられています。
つまり、出会った初期の段階で人は、相手は自分が敵なのか味方なのかを見極めていると言い換えると分かりやすいかもしれません。
そこで、私はあなたと同じ側の人間ですよとアピールする訳です。

この様な心理により相手と仲良くなるきっかけを掴みます。
では、この類似性の法則を恋愛で応用するにはどうしたらよいでしょうか?

これも基本は同じで、まず会話の中でひたすら共通項を探します。
相手が興味のある事を見つけたら、同じ趣味を持っている事を強調してその話題から話を広げてさらに共通項を探していくのです。
人は自分と共通する点が多い人に対して『親近感』を抱くこの類似性の法則を応用して気になる相手との距離をさらに縮めたいですね!

恋愛成就の最短ルート 恋愛心理学活用術⑮カタルシス効果

カタルシス効果とはカタルシスの語源はギリシャ語 (κάθαρσις katharsis, 英語 catharsis effect)で、心理学においては精神の浄化を意味します。

簡単に言うと心の内にある不安やイライラ、苦悩や怒り等のマイナスの感情を言葉にすると、その苦痛から解消され、安心感を得る事ができる効果を言います。
よくカウンセラーは話を聞く側に回ることが多いのも、このカタリスト効果を意図的にやっているのです。

相手は何も心理カウンセラーでなくても普段の友人や恋人との会話の中で、話を聞いてもらっただけで心が軽くなる体験をしたことがあるかと思います。
それと同じ事がこのカタルシス効果で望めます。

ではこのカタルシス効果をどの様に恋愛成就に応用するかと言うと、まず愚痴の聞き役になります。
愚痴を言うとはつまり、不安やイライラを言葉で表現する事ですから、その言った相手に対して信頼感と安心感を得る事ができるのです。
つまり、簡単に言っちゃうと愚痴の聞き役になっているだけで、その愚痴の聞き役、つまりあなたに好意を抱くのです。

愚痴を聞き続けるのは、かなり大変ですが、結果が分かっていれば続けやすいです。
不安に思っている事を相手と共有すると言う事は、同時にバラされたくないという心理も働きます。
ですので、特別扱いされたりするなど別の効果も望めます。

但し、この愚痴の聞き役になるまでには相手からの信頼関係を得てないとできません。
不安や問題点などは、誰にでもありますが聞き手に選ばれるのは誰にでも起こる事ではありません。
これを狙ってやろうとするにはテクニックが必要です。

愚痴を言ってもらえる関係になる為には、以前こちらの記事で紹介した自己開示の返報性を応用します。
http://happy-together.co/2017/06/25/post-508/
簡単に説明するとお互いに悩みを相談し合う関係になりたいのであれば自分からある程度話す必要があります。

そうして深い関係になってから、愚痴の聞き役になるのがベストでしょう。
瞬時に意中の相手と恋に落ちる魔法の様な方法はありませんが、ちょっとずつ関係を深めていけると最高ですね!

恋愛心理学活用術⑯ミラーリング効果

ミラーリング効果とは好意を寄せている相手の行動やしぐさなどを無意識的に真似てしまったり、自分と同じ行動やしぐさをする相手に好意を抱いたりする心理効果です。

真似る(ミラーリング)と言う行為には、尊敬や好意の意味があり、あなたも過去に好きな有名人などの、行動や仕草を真似た事があるかと思います。
なぜ人は似た行動をとるかと言うと、似た行動を取る事によってお互いに味方同士であると認識しているのです。
人はそれらを無意識下で味方と認識して、気持ちが近づいていくのです。

このミラーリング効果で恋愛心理学で応用する場合に重要になるのは、この部分
「自分と同じ行動やしぐさをする相手に好意を抱いたりする心理効果です。」
と言う事は、逆に言えば相手と同じ行動や仕草をすれば好意を抱いて貰えると言う事です。

このミラーリング効果の恋愛への応用の仕方はシンプルで、意識的に相手の真似をする事で相手の好意を得てしまおうと言う事です。

真似をするポイントは、挨拶に始まり、同時に足を組む、飲み物を飲む、髪をかきあげる色々な動作がありますが、それらを上手く混ぜながら相手の真似していいきます。

後はメールやメッセージの返信で同じ系統のスタンプで返信するなどもミラーリング効果を狙っていけます。

但し、相手にバレない様に上手くやって下さい。
真似しているのがバレると嫌悪感を抱かれたりするのでポイントはあくまでもさり気なく行う事です。
それほど親密ではない段階で、露骨なミラーリングをして相手にバレた場合はうざいというかきもいと言うか、完全に嫌われます。
重要なので、もう一度言います。
ポイントはあくまでさり気なく、自然に行う事です。

会話の中でもミラーリング効果を使うと、返答する時に、はい、いいえ以外にも相手が使った言葉を返答の中に入れるなど色々と使えます。
「昨日はとっても楽しかった」
「そっか。楽しかったんだね。」
ここでは楽しかったという言葉が入ってますね。

他にも話し方に特徴がある相手で例えば
「あそこのケーキ美味しいよね~」
と語尾を伸ばす人に同意を求められた時に
「美味しいよね~」とわざと語尾を伸ばしてみたりと同調しつつ、さり気なく?ミラーリングしています。
似た者夫婦と言うか、話し方や行動が似た夫婦がいるのはそのためです。

話し方に癖のある人の真似をすると、相手のペースや考え方が読めて研究者としては興味が尽きません。

最初は、相手が笑った時に笑ってみるといった事から始めて、気づいたら相手が親近感を持つようになっているのが理想的です。
色々な場面でミラーリングを実践して効果を確かめつつ、こうされると嫌だなと思うポイント、こうされると良いなと思うポイントをそれぞれ抑えておくとよいでしょう。
基本、このミラーリングに関しては実践あるのみです。

恋愛心理学活用術⑰ピーク・エンドの法則

心理学の世界ではピーク・エンドの法則というものがあります。
ピーク・エンドの法則(英語:peak–end rule)とは、人は自分自身の過去の経験を、ほとんど完全にそのピーク時にどうだったのか?
それがどう終わったのか? この2つの情報だけで判定する、という心理法則です。

ピーク以外の情報が失われることはないですが、比較には使われる事はありません。
比較に使われない情報の中には喜びもしくは悲しみの総量、またその経験がどのくらい持続したかですらも含まれます。

ある実験で、2つのグループに分け1番目のグループには終始不快な騒音を聞かせ、2番目のグループには同じように不快な騒音を聞かせたが、その最後に幾分ましな騒音が追加されていた。
最初の同一の騒音区間に加え、不快さを抑えた引き延ばされた区間があり、1番目のグループよりさらに不快であったはずであるにも関わらず2番目のグループのこの騒音体験の不快さの評価は、1番目のグループの人たちよりも低かったのです。

ピーク・エンドの法則 Wiki参照

この事から人の印象に残りやすい情報はピーク(絶頂期)とエンド(最後)だと言えるでしょう。
デートであれば、一番盛り上がった時と別れ際が重要となります。

ピークは計画を練って最高の状態に持っていったとしても、別れ際に、グダグダしてしまうと、せっかくのデートが台無しです。
ピークとエンドを意識して最高のデートを演出していきましょう。
グダグダになってしまうくらいなら、少し余韻を残して早めに切り上げるのもありですね。

ここまで色々と紹介してきた手法は、実際に私が試してかなり効果の上がる手法ばかりです。
諦めずにコツコツと挑戦し続けるのが遠回りな様でやっぱり最短ルートかなと思います。
単純接触の増加などは効果を確かめるにも積み重ねが大事ですし、ミラーリングは経験が必要になりますからね。
皆様の恋愛成就を応援しています!