最速で恋人をゲットする! 恋愛心理活用法⑩ドアインザフェイス

ドアインザフェイスとは相手が絶対にOKしそうにないほどの高い要求を先にだし、断られたときに、すっと小さな要求に切り替えると、それなら良いかなと聞いてもらいやすくなるという人間心理を応用したテクニック。

本来聞いてもらいたい要求を先に出すとそれすらも断られてしまう可能性がある場合に特に有効です。
ドア・イン・ザ・フェイスの由来は、英語のshut the door in the face(門前払いする)からきています。




ドアインザフェイスの使用例
私達の活動の為に1万円寄付して下さい。(当然断られる)
まあ当然だよね。 じゃあ1000円なら出来る?
(1000円出させるのが本来の目的)

この仕事を全部手伝ってもらえる? (当然断られる)
じゃあここからの少しだけでいいけど手伝えるかな?
(仕事を手伝わせる事が本来の目的)

朝4時まで遊ぼうよ?
じゃあ12時までならいけるかな?
(12時まで引っ張るのが本来の目的)

とまあこういった感じで恋愛に限らず色々な場面に使えるのがこのドアインザフェイスの良いところです。
断り続けるのも心理的負担がかかるので、遠慮がちな人ほどこのテクニックに引っかかりやすいです。
私も若い頃にこのスキルで本来数万円の大理石の板を60万円で買っちゃいました。
今だから笑い話になりますが、若い時の60万円は本当に痛い勉強代でした(笑)
営業さんは必ずと言っていいほど、このドアインザフェイスについて勉強していますのでお気をつけ下さい。

ドアインザフェイスの心理学的背景
ドア・イン・ザ・フェイスは、アリゾナ州立大学の教授であるロバート・チャルディーニ(Robert Cialdini)が1975年に行った研究で実証されました。 チャルディーニ氏は、何十年にもわたって説得力のある研究を行ってきました。

チャルディーニは、実験の参加者のグループに、2年間に渡り刑務所に服役する囚人の指導者になることに同意するかどうかを要求をしました。 別のグループには同じ要求をした後に、動物園の周りの子供たちを護衛するかどうか要求しました。 参加者は、この第2のより小さな要求には同意する傾向があった。 たとえそれにも時間と労力が必要であったとしても、最初の2年間囚人の指導をするという要請よりも子供たちの警護をする方が合理的であったのです。

彼の著書「影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか」は恋愛心理学を学ぶ上でも営業でも何でも生きていく上で必読だと私は思います。