最速で恋人をゲットする! 恋愛心理活用法⑭類似性の法則

類似性の法則とは、似た者同士は友達になりやすいという心理的効果です。
過去に、この人とは仲良くなれそうだなと思った瞬間って、ほとんどの場合、共通項を発見した時だと思います。
共通の音楽の趣味だったり、同じ出身地や出身校だったり、共通項が多ければ多いほど仲良くなれる確率があがります。
仲の良いグループを観察していると必ず共通項が見つかります。

アメリカの心理学者レオン・フェスティンガー(Leon Festinger)は、大学の学生寮を使って実験を行いました。
被験者は、新たに学生寮に入る全員が初対面の男子学生17人。
入寮してから6ヶ月間の追跡調査を行ったところ実験当初は、自分の部屋に近い者同士が仲良くなり、時間の経過と共に、趣味嗜好や行動の似ている者同士が仲良くなりグループを作っていきました。

つまり、距離が近く、互いに接する機会が多ければ多いほど、早く仲良くなりますが、 次第に考え方や趣味があうもの同士が親密な友人関係を作っていくことがわかりました。
これは、実験当初は「単純接触の増加」によって出会う頻度が高い者が仲良くなるが、次第に「類似性の法則」により親密な人間関係を形成していったと考えられます。

この実験結果からも分かる様に、同じ様な考え方や、共通の趣味がある事で仲間意識が強まるのです。
国や新興宗教なども類似性の法則を応用して強い結びつきを作ります。

逆にこの人と仲良くするのは無理だなと思う相手と言うのは自分とかけ離れている人です。
真面目なサラリーマンと遊んでそうなギャルでは自分には釣り合わないとお互いに思っている事でしょう。

相手と仲良くなる最初の方法は、まず共通の話題を探すこと
これに尽きます。




これは何も恋愛に限った話では無く、ビジネスの場面でも同じように使えます。
私は名刺を貰った瞬間に共通項を探して話題を振るようにしています。
例えば、名刺に書いてある事務所の場所を見て馴染みのある場所であればそれを強調しますし、もし名前に自分と同じ字が一文字でも入ってたら字が同じですねーと強調してから話を広げます。それにより相手の印象に残りやすくなるのです。

これはどうしてそうなるかと言うと、共通項や類似性を相手に見つけた瞬間に心のガードが下がり安心した状態になるのが実験により分かっています。
つまり、人は、出会った初期の段階で相手が敵なのか味方なのかを見極めていると言い換えると分かりやすいかもしれません。
そこで、私はあなたと同じ側の人間ですよ、共通項がありますよとアピールする訳です。
それで相手は安心して心のガードが下がるのです。

この様な心理的効果により相手と仲良くなるきっかけを掴みます。
では、この類似性の法則を恋愛で応用するにはどうしたらよいでしょうか?

これも基本は同じで、まず会話の中でひたすら共通項を探します。
話すのが苦手な方なら、相手に興味ある事を質問しましょう。
趣味は?
好きな事は何か?
などなど聞いて相手が興味のある事を見つけたら、同じ趣味を持っている事を強調してその話題から話を広げてさらに共通項を探していくのです。
人は自分と共通する点が多い人に対して『親近感』を抱くこの類似性の法則を応用して気になる相手との距離をさらに縮めたいですね!