最速で恋人をゲットする! 恋愛心理活用法⑬カチッサー効果

カチッサー効果とは心理学の用語で、ある働きかけを行う事によって、深く考えることなしに、ある行動を自動的にしてしまう心理現象です。
英語だとAutomaticity(自動性効果)とでも呼ぶ物です。
心理学者のエレン・ランガー(Ellen J. Langer)氏 がある実験を行いました。
被験者がコピー機の順番待ちの列の先頭へ行き以下の3通りの言い方で列に入れてくれる様にお願いします。

「すみません、先にコピーをとらせてもらえませんか?」要求のみを伝える
「すみません、急いでいるので先にコピーをとらせてもらえませんか?」本物の理由を付け足す
「すみません、コピーをとらなければいけないので先にコピーをとらせてもらえませんか?」もっともらしい理由を付け足す

承諾してもらった率を簡単にまとめると
要求のみを伝えた場合では、60%
本物の理由を付け足した場合では、94%
もっともらしい理由を付け足した場合では、93%

コピーの枚数が増えると承諾率は下がるが、直ぐに実行出来る簡単な要求であれば理由は何でも構わないと言う事です。
コピーをとらなければいけないって、みんな同じ理由で並んでいる訳で、先に入れてもらえる理由にすらなっていませんが何でも良いから理由を言うとと承諾率が変わるこのカチッサー効果。




この実験から人に何かを頼む時は、単に「○○してもらえますか?」と言うよりも「○○なので、○○してもらえますか?」と理由をつけると承諾されやすい事が分かります。
ささいな頼みごとの場合は、頼みごとの内容とあまり関係のない理由、こじつけでも承諾されやすいのです。

ちなみにこのカチッサーの語源はテープレコーダーの再生ボタンを推した時に自動的に流れるカチッという音と砂嵐のサーという音です。
Wiki参照

このカチッサー効果を使うと、ただ単にご飯に行こう、映画に行こうとデートに誘うより、何かしらの理由を付けてデートに誘った方が承諾して貰える確率が高まると言う事です。

「見たかった映画が公開になったから観に行こう」
「お腹がすいたから食事に行こう」
「ちょっと疲れたからお茶していかない?」
「仕事のことで話したいから今度食事にでも?」
「相談したい事があるから今度飲みにでも?」

こんな感じで適当な理由を付けられると、深く考えずに承諾してしまう、この自動化現象、カチッサー効果は恋愛でも仕事でも活用しない手はありません。

ただコピーの枚数が増えると承諾率が下がると言う事は、あまり無理な要求には使えないと言う事です。
そして、理由付けして誘っておいて、その理由が実行されない、もしくは理由があっても大した事がない場合は次回から警戒されます。

この2点だけは注意です。
くれぐれも無理はせずに相手との関係を深めて下さい。