AI(人工知能)時代でも絶対負けない 職業の選び方、考え方

愛する人とたのしく生きていくためには最低限あるていどの収入を確保する必要があります。

やっぱり愛だけでは生きていけないし、お金って大事ですよね?

ですが、収入をえるのに必要な仕事の数々が、Googleカーなどに代表されるAI(人工知能)による自動運転に始まり、工場のライン工、単純労働から専門職まで様々な仕事がうばわれていくといわれています。

正直にAI(人工知能)の発展は、囲碁や将棋でプロに勝ったりとすごすぎるし、今後ますます発展していくでしょう。
バスの運転手などの同じルートで巡回する仕事は比較的早く無くなると言われていますし、長距離トラックやタクシーの運転手さんも無くなる職業の上位に入ります。近年ではコールセンターなど、複雑と思われていた仕事も自動化が進んでいます。

AI(人工知能)とは、かんたんに説明しますと、英語のArtificial Intelligenceの略で、辞書によると

2. 人工知能とは

人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステム。

具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいう。

人工知能の応用例としては、専門家の問題解決技法を模倣するエキスパートシステムや、翻訳を自動的に行う機械翻訳システム、画像や音声の意味を理解する画像理解システム、音声理解システムなどがある。

人工知能を記述するのに適したプログラミング言語としてLispやPrologなどが知られている。

参照

3. 米国の仕事のうちの47%まではなくなる???

現実問題として、仕事はなくなっていますし、最新の研究ですと、オックスフォード大学のマイケル オズボーン博士(Dr Michael A. Osborne)は、今後10~20年ほどで、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されると言及しています。
New study shows nearly half of US jobs at risk of computerisation

つまり米国の仕事のうちの47%まではなくなるということです。
昨年には、ゴールドマン・サックスのトレーダーがAIの導入により解雇されて約600人から2人になったとニュースになりました。
人工知能による自動化が進むゴールドマン・サックス、人間のトレーダーは600人から2人へ
https://gigazine.net/news/20170208-goldman-sachs-automation/

金融会社のトレーダーといえば、頭もよくて高学歴で、高給取りの代名詞のような存在でしたが、600人からたった2人になってしまうのです。
そんなAI時代を生き残るためにどんな仕事を選べばよいか???

4. なぜAI(人口知能)によって仕事がなくなるのか?

選べる仕事はどんどん無くなります。
なぜAI(人口知能)によって仕事がなくなるのか?
なくなる仕事の質を考えると、どんな職業を選べばよいか答えがみえてきます。

まず、なぜAI(人口知能)によって仕事がなくなるのか理解するためには、物事を逆に考えてみる必要があります。
例えば、タクシーの運転手さんはAIが導入されると要らなくなりますが、タクシー会社は残ります。
それは利用する人はいるからで、サービスを受ける側は今までと同じように存在します。
では、無くなる仕事であるタクシーの運転手さんの給料ははたしていくらでしょうか?

はたらいくさんのサイトによると
タクシードライバーの平均年収は275万4738円、平均月収は19万6767円となっています。 国内の100職種の中では、58位です。 基本給が低めに設定されている代わりに、売上の一部が歩合給となるような給与制度の会社が多くあり、売上が増えれば収入も増える仕組みとなっています。
参考

もし仮に自動運転カーを導入したとした場合はどのようになるでしょうか?
価格は通常のタクシーに使う市販車にプラスで500万円と仮定して計算してみましょう。

タクシーの車両は通常3年で償却(つまり3年間は使える)予定で、給料をAIに置き換えるのでAIの導入コストは500万円、人件費と比較するので、タクシー運転手さんの年収275万円×3年=825万円ですので 自動運転に500万円を多めに払ったとしても3年間で325万円利益がプラスになります。
実際は休日も必要なく24時間働いてくれて、さらに歩合給も必要ないのですから最終的な利益はこの想定よりもっと増えるでしょう。

だとすると、もしあなたが経営者だとしたら、AI(人工知能)による自動運転車を導入しますか?
と聞かれたら当然「Yes」ですよね?

そうなると、もっと値段を下げて利用者を増やして稼働率を上げるか、今のままの値段で利益率を上げるかどちらでも選べます。
つまり、AIの導入によって仕事がなくなるタクシーの運転手に選択肢はありませんが、経営者側には選択肢があるのです。

こうして、投資する価値があるかないかで判断すると、仮に道路に穴が一箇所空いているとします。
その補修のために、AIのロボットなり何なりを連れてきて補修にしても、誰かが連れてこないといけない訳でその連れてくる人がちゃちゃっと補修できるレベルの物であればAIロボットの導入はされないでしょう。

しかし、それも道路を走って勝手に穴を見つけて、勝手に補修してくれるレベルの物ができれば変わるでしょう。

逆に道路を一から作るというレベルになると、それなりにコストがかかる訳ですから道路をAI導入で完全に自動で作る機械などできるかもしれません。

AI(人工知能)の導入でなくなる仕事は、導入するコストに合うか合わないかを考えるとよく分かります。
稼げる資格で検索すると結構な頻度でヒットする、ひよこのオスかメスかを選別する「ひよこの雌雄鑑定士」なんてのもAIを利用した画像解析とロボットアームの導入でなくなる可能性が高いと予想しています。
稼げる仕事=コストがかかるし、コスト削減は経営者なら誰でも考える事ですので可能なら当然導入するでしょう。

結論

AI(人工知能)時代を生き残る仕事の選び方は、導入するコストに合わない仕事か、複雑すぎてまだAIには難しい仕事かしかありません。
でも、今まで複雑な仕事だと思われていた弁護士の助手レベルまで無くなる職業リストに入っていますからいつまでも安泰とは思えません。

いつの時代も労働者階級は辛いものです。
私の結論として、仕事がある今のうちに頑張って働いて資本を作って資本者階級への移動をおすすめします。タクシーを運転する側ではなくて、自動運転タクシーを保有する側です。